マンUが英代表ケインの獲得レースから撤退と英紙報道 金額面で断念…複数FW候補の行方は?
オシムヘンやホイルンドがほかの選択肢に挙がっているが…
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは今夏のメインターゲットの1人としていたトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインの獲得から撤退したと英紙「ガーディアン」が報じた。獲得に必要な金額がクラブの基準から外れていることが大きな理由となったようだ。
今季プレミアリーグで3位に終わった“赤い悪魔”は攻撃陣の強化に乗り出している。そのなかで、長年補強候補として名前の挙がっていたケインの獲得にも乗り出していた。エリック・テン・ハフ監督にとってもプレミアリーグ3度の得点王獲得経験を持つストライカーは意中のターゲットだった。
しかし、記事によればケイン獲得に必要な資金が“非現実的”であることを理由に、ユナイテッドは獲得レースから撤退することになったという。トッテナムは契約が残り1年となるケインの移籍金として1億ポンド(178億円)を要求すると伝えられており、この金額がユナイテッドの想定していた基準を大きく上回っていたようだ。
ユナイテッドはFW補強のほかの選択肢として、イタリア王者ナポリのナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンにも関心を持っているという。しかし、今季26得点でセリエA得点王となった24歳の移籍金も1億5000万ユーロ(約228億円)と高額で、獲得に向けたハードルは高い。
その代わり、イタリア1部アタランタで今季9得点を決めた20歳のデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドも選択肢となっているようだ。ホイルンドの移籍金は5000万ポンド(約89億円)とされている。
元ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)が昨季途中に退団し、絶対的なエースストライカー不在となっているなかで前線の柱となれる選手を求めているユナイテッド。ケインは理想的なターゲットだったが、財政事情から獲得は断念せざるを得なくなった。タイトル奪取に向けて不可欠となる点取り屋を確保することはできるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)