元C大阪のフォルランが語る“システム論” プレミア席巻のリバプールとチェルシーを徹底分析! 

「コンテ監督の思考に選手が調和している」

「4-3-3の難しさは中盤にある。3人の選手がボールをキープしていくプレー、守備の強さ、運動量がかなり優れていなければ難しい。世界中のシステムの中で最も難しいものだと感じている」

「クロップは自分のチームを見渡し、その3人での中盤に十分なクオリティーがあると判断したのだろう。だからこそ、厳しい相手の時にはシステムを変えることになる。ウルグアイ代表でも親善試合では試したことがあるが、重要なゲームではまず使用したことがなかったからだ」

 総じて、フォルランはクロップ監督について勇敢さを選手たちに植え付けるマネージメントが功を奏していると分析した。その一方で、チェルシーのコンテ監督を「落ち着いている」として、ユベントス時代から愛用する3バックシステムについても言及している。

「ユベントスでもイタリアでも、経験のあるDFが3人いることで3-5-2や3-4-3を使ってきた。だが、チェルシーでも4バックに慣れ切った選手たちを大きく変えずに3バックを成功させている。おそらく、4バックが当たり前のイングランドでは驚きだろう。大事なのは、監督の思考に選手が調和を感じることだ。例えば、私はハビエル・アギーレとアトレチコ・マドリードでそれを感じたが、チェルシーの選手たちもそのように見える。だからこそ、ブレイクを果たせているのだろう」

 

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