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元C大阪のフォルランが語る“システム論” プレミア席巻のリバプールとチェルシーを徹底分析!
「4-3-3システムはクロップの勇気を示す」
フォルランはこう語り、イングランドにおける4-4-2システムの伝統の壁が厚いことを示している。だが、現在のリバプールとチェルシーは違ったものをイングランドに持ち込みつつ、それを機能させている。
まずは、リバプールのクロップ監督について「ドルトムントで4-2-3-1システムを使用していたが、ロベルト・レバンドフスキ、マリオ・ゲッツェ、イルカイ・ギュンドアン、マルコ・ロイスなどが矢のようにゴールに迫る戦術を用いていた」としてうえで、リバプールをこう語った。
「リバプールはドルトムントほどではないが、プレーヤーたちが素晴らしくフィットしている。ドルトムントでは相手がボールを持っている時に、常にカウンターの用意ができていた。リバプールでも同じような戦術を取っているが、4-3-3システムはクロップの勇気を示している。だが、相手によってシステムを変更する柔軟性も見せているのが、彼の素晴らしいところなのではないだろうか」
フォルランは自らの経験から4-3-3システムの難しさも同時に語っている。自身は2トップシステムで、ポストプレーヤーになる側も衛星的にファーストストライカーの周囲でプレーすることも問題ないとしながら、カギは中盤にあるとしている。