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香川に向かい風! ドルトがU-21ドイツ代表MF獲得に「シャヒン+移籍金1500万ユーロ」のオファー
ボルシアMGのMFダフード ギュンドアンの後継者として獲得候補に名前が挙がる
日本代表MF香川真司所属のドルトムントが、シリア出身者として初めてブンデスリーガでプレーしているU-21ドイツ代表MFマフムード・ダフードの獲得に動き出した。20歳の若武者に対し、度重なる負傷に苦しむ司令塔MFヌリ・シャヒンに加え、移籍金1500万ユーロ(約17億4000万円)というオファーを提示していると独紙「ビルト」が報じた。
ダフードはシリアで生まれ、その後に家族とともにドイツへ渡った。14年にボルシアMGでデビューを果たし、シリア出身選手として初のブンデスリーガとなり、現在はU-21ドイツ代表に招集されている。
攻守両面で活躍するオールラウンダーなセンターハーフで、将来を嘱望されている選手の一人。ハンス=ヨアヒム・ヴァッケCEOは「個人的な交渉について、私が公に話すことはない」と明言は避けているが、今夏マンチェスター・シティへ渡ったMFイルカイ・ギュンドアンの後継者としても獲得候補に名前が挙がるほどだった。現在では前ドルトムントのユルゲン・クロップ監督率いるリバプールが獲得に動いているとも再三報じられている。
ドルトムントの中盤センターは、元ドイツ代表MFゴンサロ・カストロとサイドバックからコンバートされた左利きのポルトガル代表MFラファエル・ゲレイロが開幕から好調を維持。ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェも徐々に復調しており、昨季リーグ4得点7アシストの香川でさえ4番手、5番手という位置づけになるほどの最激戦区だ。戦力外状態のシャヒンの代わりに期待のダフード加入となれば、ポジション争いはさらに熾烈なものとなりそうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images