なでしこ岩渕真奈のW杯メンバー落選、海外も衝撃 「驚きの事実」「スターを外す」
オーストラリア&ニュージーランド共同開催のW杯メンバーから落選
JFA(日本サッカー協会)は6月13日、オーストラリアとニュージーランドで共同開催の女子ワールドカップ(W杯)メンバー23人を発表。背番号10を背負ってきたFW岩渕真奈(トッテナム)の落選が大きな話題を呼んだなか、エース格のメンバー漏れを海外メディアも驚きを持って伝えている。
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7月20日に開幕するオーストラリア&ニュージーランド共同開催のW杯メンバーには、主将のDF熊谷紗希(ASローマ)、清水梨紗(ウェストハム/イングランド)、長谷川唯(マンチェスター・シティ/イングランド)らの主力が順当に選ばれた一方、過去3大会に出場した岩渕は落選した。
会見で池田太監督は「1つの理由ではなく、代表活動、コンディション、または今のチームの状況、そしてさまざまな大会でのシチュエーションを考えて23人を選ばせてもらった」と選考理由を説明。これまでの貢献度に敬意を示しつつも、苦渋の決断に至ったことを明かしていた。
ユース年代から類まれな才能を発揮してきた岩渕は2010年、16歳でA代表に初招集。翌年のドイツW杯メンバーに選ばれ、なでしこジャパン初優勝を経験した。W杯はその後、2大会連続で出場。東京五輪以降は背番号10を背負い、エース格としてチームを牽引する立場となっていただけに、今回の落選は海外でも反響を呼んだ。
スペイン紙「AS」は「日本代表、ワールドカップからスターを外す」と見出しを打ち、「驚きの事実がある、岩渕真奈の名前がないのだ。そのチームのエンブレムの1つだったフォワードは、今回のワールドカップに出場することはできない」と衝撃的な事実として伝えられた。
また、英メディア「football.london」では「クラブレベルで苦難の時を過ごし、日本代表での居場所は不確かなものとなっている」と伝えられ、イングランド女子1部アーセナルやトッテナムでプレーしてきた直近のパフォーマンス不足が落選につながったことが指摘されるなど、岩渕のW杯メンバー落選に脚光が当てられていた。