20年6月13日のアシストシーンにフランクフルト公式SNSも再注目

　日本代表MF鎌田大地は、今季限りでのドイツ1部フランクフルト退団が決定している。これまで約6年間在籍したクラブでの功績は数えきれないが、今でも語り継がれる3年前の“3人抜きドリブル”に再度注目が集まっている。

　2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトに加入した鎌田。2018-19シーズンのベルギー1部シント＝トロイデンへの期限付き移籍を経て、19年夏に復帰。するとチームの主力として定着していく。UEFAヨーロッパリーグ（EL）優勝、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）へ出場などチームの躍進に大きく貢献してきた。

　今シーズンも公式戦16ゴール7アシストをマークしたなか、鎌田はフランクフルト退団を決意。来シーズンは新たな地でプレーすることが決まっている。

　そんな鎌田が国内外から注目を浴びたワンシーンがあった。2020年6月13日に行われたブンデスリーガ第31節ヘルタ・ベルリン戦で、相手3人を手玉に取る超絶ドリブルからアシストを記録した場面だ。

　相手エリア左でパスを受けた鎌田は中央への鋭いカットイン。1人目の相手をかわすとさらに縦への急激な方向転換でペナルティーエリア内に侵入。続けざまに2人目、3人目を抜き去り、中央へパスを送る。最後はポルトガル代表FWアンドレ・シルバがバックヒールで流し込むビューティフルゴールが生まれた。

　23年6月13日に、3年前の華麗なゴールシーンをクラブ公式ツイッターも再びピックアップ。「3年前の今日、鎌田大地が全員を置き去りにし、アンドレ・シルバがヒールでフィニッシュ」と記し懐かしい動画を公開している。

　当時海外メディアからも「鎌田のメッシ風の動き」と取り上げられたこの映像に対し、ファンも「このゴールは大好きだ」「もう3年前!?」「家でめっちゃ叫んだの覚えてる」「最高」と反応。今季限りで退団してしまう鎌田のプレーを振り返り、改めてその才能に感銘を受けていた。