古橋亨梧、代表は「やっぱり楽しい」 初日練習後に語った三笘との関係性「イメージは合わせていきたい」
初日のトレーニングを終えた古橋、日本代表への意識が「モチベーションになった」と明かす
森保一監督の率いる日本代表は、6月12日に高窓宮記念JFA夢フィールドで15日のエルサルバドル代表戦に向けたトレーニングを行った。初日の練習後、スコットランド1部セルティックに所属するFW古橋亨梧が取材に応じた。
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セルティックでゴールを量産していた古橋だったが、昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)ではメンバーに選ばれず。3月に再始動した第2次森保ジャパンの招集でもメンバー外となっていた。それでも今季はスコティッシュ・プレミアシップで27得点を挙げてリーグの得点王に輝き、チームの国内3冠に貢献。この度、2022年9月の欧州遠征以来となる代表への招集を勝ち取った。
初日の練習を終えて古橋は「やっぱり楽しいなと思います。本当に皆さん、巧いので楽しいですし、だからこそ自分らしく求められることを理解して、ピッチで表現できればなと思います」と、語った。3月の代表に選ばれなかった時も「自分にフォーカスして、やれることをやり続けて、そうすればこうやって呼ばれると思っていたので。頑張って、頑張って、頑張った先に、(代表に呼ばれて)ピッチで自分らしくゴールという形で表現できたらなと思って頑張ってきました」「(外から代表を見て)すごく刺激をもらいましたし、常に意識はしていたので、それがモチベーションになってセルティックでもあれだけ得点を量産できたんだと思う」と、日本代表を強く意識して力に変えていたことを明かした。
昨年9月のエクアドル代表戦では、MF三笘薫とプレーする機会のあった古橋だが、三笘とのプレーについて「ドリブルもできますし、はがすこともできるし、パスもできる。(前田)大然もそうですが、1人1人の特徴を練習から見て合わせていきたい」とコメントし、三笘の独特なアウトサイドのパスについても「自分のなかでイメージはあるので、練習から合わせていきたい」と繰り返した。
この日の練習の最後には、6対6とフリーマンのメニューがあった。そのなかで古橋は三笘、MF伊東純也と同時に起用される場面があった。「ピッチが狭かったのですが、2人がボールを持てば何かが起きるというのは、ああいうゲームでも感じられました。ちょっとした隙を突けると思うので、しっかり良いポジションをとって2人のスペースを空けながら、しっかり仕留められるようにしたい」と、早くもともにプレーしながら少しずつイメージを膨らませていた。
日本代表の2列目は伊東、MF鎌田大地、三笘という顔ぶれがW杯以降は固定されつつある。だが、1トップは「エース」と呼べる選手がいない状況だ。その候補の1人である古橋は、「まずは試合に勝てるように。何分出るか分かりませんが、出ればしっかりゴールで、結果で示せたらなと思います。良い準備をしてきたので、しっかりプレーで表現できたらと思います」と、力強く語っている。