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Jクラブ解任も「静岡に感謝せずには…」 外国人指揮官“361文字”SNS投稿に込めた日本愛
元清水監督ゼ・リカルド氏、日本への感謝をSNS上で綴る
今年4月、J2清水エスパルスの監督を解任されたブラジル人指揮官のゼ・リカルド氏が昨年6月の来日からおよそ1年を経て、母国へ帰国。自身初となるJクラブでの指導者キャリアは志半ばで終焉したものの、日本での生活を振り返り改めて感謝の思いを361文字の日本語で綴っている。
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52歳のゼ・リカルド氏は、主に母国ブラジルのクラブで指導者キャリアを積み、フラメンゴ、バスコ・ダ・ガマ、ボタフォゴ、インテルナシオナルといった名門クラブを歴任。昨年6月にシーズン途中に契約解除となった平岡宏章氏のあとを継ぐ形で清水の監督に就任した。
指揮官へ着任後、低空飛行が続いていたチームの立て直しを託されたが、7勝12分15敗の17位でJ2降格。1年でのJ1復帰を目指した2季目のシーズンも思いどおりには行かず、4月1日のヴァンフォーレ甲府戦(0-1)で2連敗を喫し、J2開幕から7戦未勝利となった時点で解任となった。
フリーとなったゼ・リカルド氏はその後も日本に滞在し、SNS上ではJリーグ試合会場での目撃情報が出回っていたなかで今月上旬、自身のインスタグラム上で母国へ帰国することを報告。投稿にはポルトガル語とともに日本語で361文字の惜別メッセージも綴られ、そこで何より伝えたかったのは日本、そして、清水への感謝の思いだった。
「清水エスパルスのファンと特に静岡の人々に感謝せずにはこの素晴らしい国を離れることはできませんでした。私とコーチングスタッフ、そして家族をたくさんの配慮、優しさ、愛をもって受け入れてくれた美しい街。皆さんの行動のひとつひとつが私たちの旅の原動力となり、仕事、献身、献身、そして何よりもクラブの色と伝統への敬意が不足することはありませんでした」
日本で過ごしたのは約1年間。指導者としては苦い思いを味わった一方で、異国の地で接した人々との交流はゼ・リカルド氏にとってかけがえのない出来事だったようで、投稿には日本で出会った人々と収まった写真も。笑顔で写る表情は笑顔で満ち溢れていた。
メッセージの最後を「私の心の一部は常にオレンジ色であるという確信の中で、新たな挑戦の時が来ました。また近いうちにお会いしましょう! ありがとうございます、静岡」と締めくくったゼ・リカルド氏。日本での貴重な経験を胸に、新たな一歩を踏み出した。