浦和、痛恨ドロー劇でサポーターブーイング スコルジャ監督は失望露わ「勝ち点2失った」

マチェイ・スコルジャ監督が横浜FC戦の結果について言及【写真:Getty Images】
マチェイ・スコルジャ監督が横浜FC戦の結果について言及【写真:Getty Images】

最下位の横浜FCを相手にスコアレスドロー、攻撃の迫力欠く

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、6月11日のJ1リーグ第17節で横浜FCとのアウェーゲームに0-0で引き分けた試合後に、「今日は勝ち点2を失った試合」と振り返った。

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 浦和は7日に天皇杯2回戦で関西大学と延長戦の末に1-0で勝ち抜けたゲームを消化して中3日。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝が入った関係で、5月20日にスタートして3週連続で水曜日に公式戦が入る7連戦の最終戦になった。

 前半の浦和はMF関根貴大がドリブルでペナルティーエリア内まで切り込むような場面こそあったものの決定機と呼べるような場面はなく、0-0でハーフタイムを迎えた。スコルジャ監督は「特に前半、相手の最終ライン背後のスペースを使うことがなかった」と、停滞感のある攻撃に終始したことを振り返った。

 後半にはFWブライアン・リンセン、MF小泉佳穂のダブル投入に加え、今季にロアッソ熊本から移籍加入のFW髙橋利樹をJ1デビューのピッチに送り込んだ。しかし決定機を生み出すことはできなかった。指揮官は「横浜FCのカウンターに気を付けることはしっかりできていた」とは話したものの、「今日は勝ち点2を失った試合。今日は相手のペナルティーエリアで十分に危険な存在になれなかった」と話した。

 これで7連戦を終えて、次は6月18日に突破の懸かったルヴァン杯グループステージ最終戦で清水エスパルスと戦う。久しぶりに1週間のインターバルで行う試合にスコルジャ監督は「戦術練習が1回のみでない状況になるのは良いと思う」とは話したものの、表情には失望感があった。

 浦和は消化試合数が少ない中で上位争いをしているが、リーグワースト失点で最下位の横浜FCを相手にスコアレスドローとあって、試合後にはサポーターから大きなブーイングの声が上がっていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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