J1名古屋×福岡、際どいPK判定2つのシーンに注目 VAR介入→オンフィールドレビュー事象に「難しい」「ダイブでしょ」

前嶋洋太と藤井陽也のPK献上シーンに注目【写真:Getty Images】
前嶋洋太と藤井陽也のPK献上シーンに注目【写真:Getty Images】

福岡DF前嶋のハンド、名古屋DF藤井のファウル判定が話題に

 6月11日に行われたJ1リーグ第17節の名古屋グランパス対アビスパ福岡の一戦では、際どい判定が2つ起こった。どちらもビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)介入の末、主審のオンフィールドレビュー(レフェリーが直接映像を確認すること)を行ったのちのジャッジだった。

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 まずは前半38分、名古屋側の右コーナーキックのチャンスでFW永井謙佑がニアでボールを逸らす。ファーで反応したFWキャスパー・ユンカーがヘッドでシュートを放ったが、このボールが福岡DF前嶋洋太の上腕部付近に触れ、枠を外れた。

 川俣秀主審はVARと交信したのち、オンフィールドレビューを実施。前嶋のハンドの反則を取り、名古屋がペナルティーキック(PK)を獲得する。前嶋にはイエローカードが提示され、このPK をFWマテウス・カストロが決めて名古屋が先制した。

 2度目のオンフィールドレビュー事象は後半15分、右サイドから斜めのパスに反応したのは福岡FW佐藤凌我。ペナルティーエリア内で先に名古屋DF藤井陽也にボールを触られるも、トラップが大きくなったところを奪い返そうとする。この場面で藤井が倒されるも川俣主審はノーファウルの判定だった。

 しかし、ここでもVARが介入。オンフィールドレビューまで行い、佐藤にチャレンジした藤井の右足がかかったとしてファウルの判定になり、福岡にPKが与えられた。このPKで、福岡は1-1の同点に追い付いている。

 その後、名古屋が後半24分にユンカーの得点で勝ち越しに成功。2-1でホームチームに軍配が上がった。ただ、試合を左右した2つのPK判定にはSNS上で「難しい試合裁き」「微妙ではあった」といった声も。また藤井のファウルシーンについては「ダイブでしょ」「触れていないように見える」「怪しい」など厳しい意見もあがっていた。

 一方で、後半38分には川俣主審がスタンドの異変に気付き試合を一時ストップ。名古屋サポーターと思われるファンが倒れたとされ、チームドクターらによる救急対応が行われる珍しいシーンもあった。

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