ハリルJに逆風!? W杯予選でサウジに“疑惑のPK”を与えたシンガポール人主審の担当が判明
AFC公式サイトがタキ主審の名前を公表 2次予選のUAE戦でサウジにPK判定
ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループBの行方を左右する、15日の日本とサウジアラビアの一戦をシンガポールの審判団が担当することが明らかになった。AFC(アジアサッカー連盟)公式サイトで発表されている。
主審を担当するムハンマド・タキ氏は、今回のW杯アジア予選では昨年10月8日の2次予選サウジアラビア対UAEのゲームを担当。1-1で迎えた試合終了間際にホームのサウジにPKを与え、これを決めたサウジが2-1で勝利している。
このPKのシーンでは、左サイドで縦パスに反応して抜け出したサウジMFナワフ・アルアビドが、相手DFと競り合いながら体を入れ替えてペナルティーエリア内に侵入。これをUAEの背番号10を付けるMFオマル・アブドゥルラフマンがスライディングタックルで止めに行くと、ナワフは宙を跳ぶようにしてピッチにもんどり打って倒れ、タキ主審はサウジにPKを与えた。
この判定が下された瞬間にUAEの選手たちは激怒し、タキ氏を囲んで猛抗議。たしかにスロー映像を見るとスライディングに行ったオマルの足は、ドリブルで侵入を図るナワフの足にかかっていないように見える微妙な判定だった。サウジアラビアにとってみれば、相性の良いレフェリーと言えるのかもしれない。
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