代表落選の宇佐美は練習試合もできない苦境に直面 独紙は「練習の場を与えられるだけ」と辛辣な指摘
試合勘の欠如が不安視される宇佐美 チームは怪我人続出で野戦病院と化す
アウクスブルクFW宇佐美貴史は、今季リーグ戦出場わずか8分間と実戦から長らく遠ざかり、15日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選サウジアラビア戦の日本代表メンバーから落選した。試合勘の欠如が不安視される宇佐美だが、クラブ事情から練習試合すらできない苦境に立たされていることが明らかになった。ドイツ地元紙「キッカー」が「シュスター、この状況では練習試合もできない」と特集している。
ブンデスリーガ13位のアウクスブルクのディルク・シュスター監督は、インターナショナルマッチウィークによるリーグ中断期間中、いかにチーム状態を向上させるか苦悩の時を迎えている。
「私は試合をしたい。でも、状況がそれを許さない」と指揮官は嘆いたという。
チームは離脱者が続出している。MFカイウビー、ダニエル・バイアー、DFカールセン・ブラッカー、DFジェフリー・ハウウェレーブ、パウル・フェルハーフ、FWアルフレズ・フィンボガソンらがリハビリ中。DFマービン・フリードリヒはチームに合流直後で、FWラウル・ボバディジャ、MFドミニク・コールも長期離脱から復帰したばかりと、アウクスブルクは野戦病院と化している。