アーセナル、冨安の開幕出遅れに準備? 2部降格レスターからベルギー代表DFを補強か

レスターのティモシー・カスターニュ【写真:Getty Images】
レスターのティモシー・カスターニュ【写真:Getty Images】

ベルギー代表DFカスターニュもリストに追加と英メディア報道

 イングランド1部アーセナルは、今夏の移籍市場で右サイドバック(SB)を補強すると言われている。2021-22シーズンは日本代表DF冨安健洋がレギュラーを務めていたが、昨季は負傷でシーズンの半分を棒に振った。来季の開幕にも間に合わない可能性があり、クラブは補強に出るようだ。英メディア「One Football」が報じている。

 アーセナルの新たな右SB候補には、さまざまな名前が挙がっている。マンチェスター・シティのポルトガル代表DFジョアン・カンセロ、バジャドリードのスペイン人DFイバン・フレスネダ、フェネルバフチェのフランス人DFサシャ・ボエの名前が取り上げられてきたが、2部への降格が決まったレスター・シティのベルギー代表DFティモシー・カスターニュも、そのリストに名前を加えたようだ。

 カスターニュは、2020年に移籍金2150万ポンド(約37億円)でイタリア1部アタランタから加入。現在の市場価格は2800万ユーロ(約42億円)と報じられている。

 記事では、「冨安健洋はコンディションが整っている時は、アーセナルにとって信頼できる右SBだ。だが、膝の負傷のため10月まで離脱すると予想される。そのため、アルテタ監督はカスターニュのような選手の獲得を目指している」と伝えた。

 ただし、カスターニュの獲得には懸念事項もあるという。2020年にカスターニュはアーセナルへの移籍を断ったとされており、当時、地元メディアに対して「僕は特に(元フランス代表FW)ティエリ・アンリのファンだった。でも、今はそんなに好きではない。自分に正直にならないといけない。パリ・サンジェルマン(PSG)やトッテナムからオファーが来たら、『ノー』とは言えないね」とコメントしていたという。

 アーセナルよりも最大のライバルであるトッテナムを好むと発言していたカスターニュだが、所属するレスターが降格したことに加え、来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)も戦うクラブから関心を示されることとなれば、最終的にはアーセナルでプレーすることになるかもしれないという見通しを報じている。

 今季、公式戦42試合で2得点4アシストを記録し、カタール・ワールドカップ(W杯)でもベルギー代表のレギュラーを務めたSBは、冨安とポジションを争うライバルになるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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