ルカクはマンCの「最も偉大なレジェンド」 味方への“決定機阻止”が反響拡大「信じられない」
シティがインテルに1-0で勝利 CL初優勝を達成
イタリア1部インテルは現地時間6月10日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でイングランド1部マンチェスター・シティと対戦し、0-1で敗れた。強敵シティ相手に善戦を演じたが、スペイン代表MFロドリの決勝弾に沈み、準優勝に終わった。そのなかで、ベルギー代表FWロメル・ルカクが同僚の決定機を妨害したシーンが反響を呼んでいる。
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インテルは下馬評では劣勢と見られていたなか、序盤から互角の戦いを繰り広げたが、0-0で迎えた後半23分、ロドリに先制点を許してしまう。しかし、直後の同25分にこの日最大のチャンスを迎える。ペナルティーエリア内に落下してきたボールに対し、MFフェデリコ・ディマルコがヘディングで合わせると、ループ気味となったシュートはポストを直撃。跳ね返ったボールをディマルコが再び頭で合わせるも、ゴール前に立ち尽くしていたルカクの足に当たってしまい、決定機をモノにすることができなかった。
試合はそのまま0-1で終了。インテルの13年ぶりの欧州制覇は叶わなかったが、英国内では、途中出場のルカクの“決定機ブロック”が反響を呼んでいる。
英メディア「GIVE ME SPORT」は「ルカクが同点弾を阻止」と取り上げ、「ロドリのゴールのわずか数分後に、同点に追いつくはずだった。シティの守備の混乱を突いたディマルコのへデュングのループシュートはクロスバーに跳ね返された。それでも2度目のヘディングで同点に追いつくのは確実だったはずだが、ルカクにライン上でブロックされた。信じられない」と説明している。
また、英メディア「スポーツ・バイブル」は「シティファンは、大失態を犯したルカクを、クラブの“最も偉大なレジェンド”に指名」と見出しを打ち、「シティファンは、優勝を達成の背景にある、ルカクのミスの重要性を認識している」と指摘していた。ルカクにとっては不運な形でチームメイトの決定機を妨害してしまうことになったが、去就が騒がれる立場なだけに、痛恨のシーンとなってしまったのは確かだろう。