本田は代表でのベンチ行きに拒否反応

　本田と香川は今季、それぞれの所属クラブでこれまでにない苦境に立たされている。本田はミランでヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の信頼を完全に失い、ベンチ要員に成り下がっている。香川もドルトムントで若手の突き上げを受ける形で出場機会を減らしており、右足首の負傷もあってオマーン戦は出番なしとなった。

　そんな不振に喘ぐ2人に対して、ハリル監督は前回の代表合宿までは「他に誰がいるのか？」と擁護してきたが、格下のオマーン相手にボールロストなどが目立った本田について、「試合のリズムが足りないのが確認できた」と名指しで批判していた。

　本田自身は強化合宿で自身の先発落ちの可能性について「外すという意味を監督は説明する必要がある」と主張した。ミランでの苦境に続くベンチ行きという非情通告を受ける場合は、監督からの説明を求めたが、指揮官は直接意思の疎通を行っていると明言している。

　ベンチ行きに拒否反応を示す本田とは対照的に、指揮官はスーパーサブの重要性を強調する。