「マンCの優勝に貢献」 ルカク、インテルの“決定機阻止の瞬間”に英紙注目「ワールドクラスの守備」
シティがインテルを1-0で破ってCL初優勝
イングランド1部マンチェスター・シティは現地時間6月10日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でインテルと対戦し、1-0で勝利を収めた。スペイン代表MFロドリが先制点を決めたあとは、インテルの反撃を受けたなか、この日最大のピンチの場面で、途中出場のベルギー代表FWロメル・ルカクが見せた「ワールドクラスの守備」に英紙が注目している。
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悲願の欧州制覇を目指すシティは、インテルの組織的な守備に苦しむ展開となる。前半35分にベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが負傷交代するアクシデントに見舞われ、暗雲が立ち込めたものの、後半23分にロドリがペナルティーエリア手前のこぼれ球に右足を振り抜き、ゴール右隅に流し込む形で値千金の先制点をマーク。これが決勝点となり、初のCL優勝を達成した。
そのなかで、後半25分に訪れたインテルの決定機に注目が集まっている。ペナルティーエリア内に落下してきたボールに対し、MFフェデリコ・ディマルコがヘディングで合わせると、ループ気味となったシュートはポストを直撃。跳ね返ったボールをディマルコが再び頭で合わせるも、ゴール前に立ち尽くしていたルカクの足に当たってしまい、インテルはこの日最大の決定機を物にすることができなかった。
英紙「デイリー・スター」は、「ルカクがインテルの決定機をブロック、“ワールドクラスの守備”でシティの優勝に貢献」と見出しを打ち、「フットボールのファンたちは、ゴールを狙ったチームメイトのシュートを不要に阻止したルカクの“ワールドクラスの守備”に対し、皮肉を込めた称賛を送っている」と綴っている。
意図してシュートを止めたわけではないため、ルカクにとっても不憫なシーンとなってしまったが、シュートコースを自ら塞ぐような立ち位置を取ってしまっていたのは事実であり、途中出場で試合に入り込むことができていなかった状況を露呈してしまう格好となった。