ハリル監督がサウジ戦に向けて“秘策”を用意 「戦略を練っているつもりだ。教えられないが…」

 

最終予選で6得点のハリルジャパン セットプレーからのゴールはUAE戦の1点のみ

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が、15日のワールドカップアジア最終予選サウジアラビア戦に向けた前日記者会見で、得点源として課題にされてきたセットプレーに秘策があることをほのめかした。

 ハリルジャパンはこの最終予選で6得点しているが、セットプレーからの直接的なゴールは初戦UAE戦(1-2敗戦)で、MF清武弘嗣(セビージャ)のキックにFW本田圭佑(ACミラン)が合わせた1点のみ。ハリル監督は11日の国際親善試合オマーン戦の前日会見で「25%から30%勝利が増えるのではないか」と、セットプレーからの得点増が解決策になると語っていた。

 そのオマーン戦で、日本は一度だけセットプレーから工夫のあるプレーを見せた。ゴール前に入り込む多くの選手をよそに、本田がその集団から離れてペナルティーエリア内後方の位置でグラウンダーのパスに合わせた。シュートはFW大迫勇也(ケルン)に当たって枠を逸れたものの、ハリル監督はそのプレーが打ち合わせどおりのものであり、さらなる秘策があることを示唆している。

「オマーン戦でみなさん見られたと思うが、FKも少し変えた。それがうまくいったか分からないが、その後、修正した。私がやりたいことがいつもうまくいくとは限らない。戦略を練るには何日、何週間かかかる、我々にはその時間がない。正確に戦略を練っているつもりだ。残念ながら教えられないが。ちょっと違った戦略で臨もうかなと」

 

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