神戸がリーグ首位陥落 C大阪に1-2土壇場敗戦、後半ATに痛恨失点…7試合ぶり黒星
神戸は勝てば首位返り咲きも、今節勝利の横浜FMにトップの座明け渡す
J1リーグ第17節のセレッソ大阪対ヴィッセル神戸の一戦は6月10日、ヨドコウ桜スタジアムで行われ、2-1でC大阪が勝利した。前節まで首位の神戸はこれでリーグ戦7試合ぶりの敗戦となり、今節で勝利した横浜F・マリノスに首位の座を明け渡す形になった。
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序盤から攻守が激しく入れ替わる展開となった試合で、最初に決定機を迎えたのはC大阪だった。前半21分、左サイドからFWカピシャーバがクロス。これをMF香川真司が頭で合わせたボールは枠内へ飛ぶも、GK前川黛也が好守で阻んだ。
逆に神戸はその直後、GK前川が前線へ送ったボールが敵陣ゴール前へすり抜けると、これにMF汰木康也が反応。ペナルティーエリア内左へ走り込みシュートを放つもボールは枠外へ外れた。
さらに神戸は前半終了間際、左サイドで汰木のボールが渡った流れから波状攻撃を展開。最後はペナルティーエリア外からMF齊藤未月がミドルシュートで狙うも得点には至らず、前半をスコアレスで折り返した。
後半に入ると、早々にスコアが動く。まずは同5分、C大阪は左サイドのスローインでリスタート後、DF舩木翔からのクロスをゴール前でFWジョルディ・クルークスが頭で合わせて試合の均衡を破る。
これで引き下がらない神戸はその1分後、敵陣ゴール前でボールを受けたFW武藤嘉紀がドリブルでエリア内へ侵入。相手DFを引き付けたうえで中央のMF山口蛍にラストパスを送ると、山口が左足の反転シュートを沈めてすぐさま試合を振り出しにする。
勢いづく神戸は後半25分、右コーナーキックからDF初瀬亮がファーサイドに送ったボールに対し、MF佐々木大樹がヘディングシュート。これがゴールに吸い込まれ逆転に成功かと思われたが、シュートの瞬間にオフサイドの反則があり、得点は取り消された。
その後、両者とも攻め合うものの決め手を欠くなか、後半アディショナルタイム(AT)3分、C大阪は途中出場のFW北野颯太が劇的決勝ゴールを奪い、ホームチームが土壇場で2-1と勝利した。
この結果、1試合未消化の神戸は勝ち点33止まり。勝てば首位返り咲きとなったものの、今節で柏レイソルを4-3で下した横浜FM(同36)に首位の座を明け渡す形となった。