アーセナル、英代表“161億円”獲得に接近 クラブレコード更新と英注目「一歩近づいた」
今夏ターゲットのウェストハムMFライス獲得に進展と英メディア指摘
イングランド1部アーセナルが今夏のトップターゲットに定める同1部ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスの移籍に進展があり、クラブレコードを更新する9200万ポンド(約161億円)での獲得が近づいていると英紙「デイリー・テレグラフ」が報じた。
ウェストハムは現地時間6月7日にUEFAカンファレンスリーグ決勝でイタリア1部フィオレンティーナを2-1で下して優勝。昨季新設された同大会の2代目王者に輝いた。
この試合後、ウェストハムのデイヴィッド・サリバン会長は英ラジオ「talkSPORT」のインタビューでライスにとって同クラブでのラストゲームになったかを問われ、「そう思う」と回答。そして「我々は彼に出ていくことができると約束した」と今夏の移籍を明言していた。
この発言を受け、テレグラフ紙は「アーセナルはクラブ記録の9200万ポンドでデクラン・ライスの獲得に一歩近づいた。ウェストハムはキャプテンの代役となる3選手を指名している」と報じた。ライスに対してはドイツ1部バイエルン・ミュンヘンやイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドも獲得に動いているが、現時点ではアーセナルが争奪戦を一歩リードする立場だとした。
ライスの放出に備え、ウェストハムはすでに中盤の新戦力候補としてサウサンプトンのイングランド代表MFジェームズ・ウォード=プラウズ、アヤックスのメキシコ代表MFエドソン・アルバレス、マンチェスター・シティのイングランド代表MFカルバン・フィリップスの獲得を狙っているという。
ウェストハムとしてはライスの代役を1人に選手に任せるつもりはなく、精度の高いキックを武器に攻撃を組み立てられるウォード=プラウズと、センターバックもこなせる守備力に長けたアルバレスのコンビで中盤の穴を埋めたいと考えているようだ。フィリップスも候補だが、まだ移籍して1年の同選手は少なくともあと1年はプレミアリーグ王者に残ることが濃厚となっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)