酒井高が誓う“長友超え”への決意 「代表に来て試合に出ているだけではダメ」

所属のハンブルガーでは全試合出場中も、ボランチで起用されるケースも

 日本代表DF酒井高徳(ハンブルガー)が、長年にわたって不動の左サイドバックを務めてきたDF長友佑都(インテル)との競争で上回れるか――。ハリルジャパンでレギュラー格となった酒井高だが「代表に来て試合に出ているだけではダメ」と、自らのレベルアップを意識している。

 15日に控えるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア戦に向けて、日本代表は13日にトレーニングに臨んだ。オマーン戦にフル出場した酒井高は「コンディションは悪くないと思います」と自身のコンディションは上々だとした。ただ所属するハンブルガーは、今季ブンデスリーガ第10節終了時点で2分8敗と過去最悪のスタートを切った。

 そのなかで酒井高も苦しい時を送っている。10試合すべてに出場しているものの、ボランチのポジションで起用されるケースもあった。そんな現状だからこそ、感じるものもあるようだ。

「日本や選手がレベルアップするうえで、(海外で)試合に出るだけの満足は終わっていい。試合に出るのは大きなことという前提の上で、サッカー選手としてのステップを考えれば、代表でも出場機会が多くなってきても結果が出ていないのはもどかしい。代表に来て試合に出ているだけではダメです」

 本来のサイドバックで勝負できていない現状があるからこそ、自身に歯がゆさを感じつつこう語ったのだろう。11日のオマーン戦では、同じ海外組の長友からプレーを称賛された。

 

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