J2水戸のU-20日本代表DF松田隼風、ドイツ2部ハノーファーU-23へレンタル移籍 アカデミー関係者も期待「才能に溢れ…」
代表としても活躍した松田を高く評価
J2水戸ホーリーホックは6月8日、U-20日本代表DF松田隼風がドイツ2部ハノーファーのU-23チーム(ドイツ4部リーグ相当所属)へ期限付き移籍することを発表した。移籍期間は2023年7月1日から2024年6月30日までとなる。
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水戸とハノーファーは今年 7月1日から3年間の育成を目的とした業務提携をスタートさせる。今回の松田の移籍もその提携の中に含まれる条項の1つだという。ハノーファーはU-20日本代表としても活躍した松田を高く評価したことで、移籍の実現に至ったとしている。
なお、松田は6月11日にホームで行われる明治安田生命J2リーグ第20節ジェフユナイテッド千葉戦が最後の出場機会に。その後に現地でのメディカルチェックを経て、正式な契約を結ぶ。
ハノーファーのアカデミーダイレクターであるユリアン・バットマー氏のコメントは以下のとおり。
「松田隼風選手のU23チームへの移籍が実現することは、水戸ホーリーホックとの提携関係をより良いものにしていくうえで大きな意味を持つことです。才能に溢れ、非常に高いモチベーションを持った左利きのサイドバックがハノーファー96のファミリーに加わり、我々のアカデミーチームでプレーすることで、ヨーロッパでのキャリアをスタートしてくれることを非常に嬉しく思っています」
松田のコメント全文は以下のとおり。
「この度、ドイツブンデスリーガ2部に所属するハノーファー96のU23チームに期限付き移籍することになりました。僕はこれまでの各年代別の代表チームの活動で、海外の選手たちと対戦する機会に恵まれてきたこともあり、少しでも早く海外挑戦をしたいという思いを持っていました。また、今年5月に行われたU20W杯に出場させていただいたことで、あらためて自分の課題にも気づかされました。そんな中、クラブの取り組みがきっかけとなり、ハノーファー96からお話をいただけたことは大変光栄ですし、自分の成長のためにも海外の厳しい環境に身を置きたいと思い、今回の移籍を決断しました。
特別指定も含めると約2年間、いろいろな経験を通じて選手としても人としても大きく成長させてくれただけでなく、今回の移籍も快く送り出してくれたクラブのすべての皆さん、そしてスタジアムやアツマーレでいつも僕を鼓舞してくれたファン・サポーターの皆様に心から感謝しています。今チームは少し苦しんでいる状況ですが、きっとここから好転していくと信じていますし、ドイツから水戸ホーリーホックの躍進を応援しています。
まずは1年間の期限付き移籍となりますが、次のステップを勝ち取れるよう、そしてもっともっと良い選手になっていけるよう、1日1日を大切に過ごしてきますので、今後も応援いただけると嬉しいです。いつか自分の成長の証と感謝の気持ちを水戸ホーリーホックのユニフォームを着て、ピッチで表現する日を僕自身、楽しみにしています。頑張ってきます!!」
(FOOTBALL ZONE編集部)