６日にバルセロナとの親善試合を実施

　J1ヴィッセル神戸は6月６日、スペイン1部FCバルセロナとの親善試合を実施し0-2で敗れた。この試合では、今夏の神戸退団が決定している元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの古巣対戦に注目が集まり、海外メディアも特別な瞬間を伝えている。

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　16シーズンを過ごしたバルセロナを離れ、2018年に神戸にやってきたイニエスタ。現在39歳という年齢に達するも、変わらず高レベルの戦術眼と技術を披露している。出場機会を減らした今シーズン途中、イニエスタの希望で今夏での退団を決断。ラストマッチは7月1日のホーム・北海道コンサドーレ札幌戦となっている。

　６日にバルセロナとの感慨深い古巣対戦に出場したイニエスタは、後半35分までプレー。前半から2点をリードされる苦しい展開のなかでも、前半31分にはFWリンコンのパスをペナルティエリア外、左寄りの位置からゴールを狙うなど多くのチャンスを作り出していた。

　ベンチに退く際には、現役時代にイニエスタとともにプレーしていた元スペイン代表MFシャビ監督も、拍手をしながらベンチを出てきて、かつてのチームメイトと熱い抱擁を交わして労うシーンが話題に。このゲームを香港メディア「香港01」も報じ「シャビとの再会にフォーカスが当てられた試合」と盟友との抱擁シーンを伝えている。

「2人は長年、スペインとバルセロナでともに働き、トロフィーや栄誉を勝ち取ってきた。交代時には観衆は拍手を送り、退場する時、再びシャビと抱擁を交わした」

　また、「彼の神戸最後の試合ではなかったが、お別れの雰囲気があり、スタンドでは多くのファンがイニエスタのバナーや応援グッズを掲げ、彼の古巣クラブ・バルセロナとの試合を見守った」と会場のファンの様子にも触れ、イニエスタにとっての感動的な1日に脚光を当てていた。