トッテナムの中盤に英注目「監督のスタイルにフィットするか疑問」 新生スパーズのカギを握るのは旗手?「安定を求める」
来季の新監督にポステコグルー氏が就任
スコットランド1部セルティックの監督に就任して、2シーズンで5つのタイトルをもたらしたアンジェ・ポステコグルー監督は、来季からイングランド1部トッテナムの監督に就任した。采配面だけでなく、リクルート面での評価も高かったオーストラリア人監督に、セルティックが3人の主力を引き抜かれることを恐れていると、英メディア「HITC」が報じている。
監督2年目のシーズンで国内3冠を達成したポステコグルー監督は、新たな挑戦を求めてトッテナムと4年契約を結んだ。ショックを受けたセルティックのファンは、指揮官に主力選手がついていくことを恐れる状況になっている。
そして、なかでも注目を集めているのが、ポルトガル人FWジョタと、FW古橋亨梧&MF旗手怜央の日本代表コンビだ。記事では、「3選手は現在セルティックにいることに対して、大きな幸せを感じているだろう。そして、3冠達成を喜んでいる。だが、セルティックの選手たちにとって、プレミアリーグでプレーする機会を断るのは難しいことになる。もしトッテナムからオファーが届けば、ポステコグルー監督と再び仕事ができることになる」と、伝えている。
今夏の移籍市場でトッテナムは、戦力補強が必要とされている。特にブラジル代表FWリシャルリソンも、イングランド代表FWハリー・ケインの牙城を崩せなかったなかで、新たなストライカー探しが求められる。ただし、古橋は1月に29歳となることから、攻撃陣に若い選手の獲得も必要と、トッテナムにとって最優先の補強ではないと指摘した。
その点で、より高い可能性があるとされるのが、年齢的にも24歳と若いジョタだ。左右のウイングでプレーすることができ、韓国代表FWソン・フンミン、スウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキという現在のトッテナムでレギュラーの2人とポジションを争える存在になりえる。
また、同メディアは25歳とジョタと年齢との近い旗手も、トッテナムに必要な選手だと感じているようだ。「私たちは、トッテナムの中盤の選手たちがポステコグルー監督のスタイルにフィットするか疑問を持っている。マリ代表MFイブ・ビスマ、そしてレンタル移籍から戻ってくるウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールが、旗手の務めていた役割を果たせたかもしれない。だが、ポステコグルー監督は新生スパーズの中盤に安定を求めることが見える」と報じている。
そして「ポステコグルー監督は、セルティックから略奪することを望んでいないだろうが、ジョタと旗手が今夏のトッテナムのターゲットになる可能性は十分だ」と、獲得に動く可能性を報じた。
これまで古橋がトッテナムに引き抜かれる可能性が高いと報じられてきたが、トッテナムはどの選手にオファーをかけることとなるのだろうか。