メッシ、バルサが「大好きだけど行けなかった」理由を告白 経営難にストレス…「僕は自分で決断したかった」

移籍が決まったリオネル・メッシ【写真:ロイター】
移籍が決まったリオネル・メッシ【写真:ロイター】

インテル・マイアミに移籍するとインタビューで明らかにした

 フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)との契約が、今季限りで満了を迎えることから去就が注目されていたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに加入することを明らかにした。スペイン1部バルセロナへの復帰の可能性もあったメッシが、なぜ古巣に戻らなかったかの理由を英紙「メトロ」が報じている。

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 マイアミの地元メディアによれば、メッシは2026年まで2年半契約を結び、給与やボーナスも含めた取引総額は最大1億5000万ドル(約201億円)になるという。スペインの「スポルト」紙と「ムンド・デポルティーボ」紙のインタビューで「マイアミに行くことに決めた」と明言したメッシは、バルサを選択しなかった理由を、以下のように述べている。

「本当のことを言うと、とても戻りたかった。復帰ができることに心が躍ったよ。でも、その一方で、これまでに経験したこと、クラブの去り方を思い出すと、再び同じ状況にはなりたくなかった。何が起こるかを待ち、自分の未来を他人の手に委ねて、話せもしないという状況だ。僕は自分で決断をしたかった。自分のことを考えて、家族のことを考えたかった。ラ・リーガはすべてを受け入れて、僕の復帰の準備ができているとも聞いていた。でも、同時に他にも解決すべきことがあると分かっていた」

「僕は彼ら(バルサ)が、選手たちを売却したり、収入を減らす必要があると聞いていた。僕はそんな経験をしたくなかったし、そうしたことすべてから来る責任を背負うこともイヤだった。僕はバルセロナのキャリアで、これまでにも多くの真実ではないことで批判もされて、少し疲れていた。同じ体験はしたくなかった。前回の退団の時も、ラ・リーガは僕との契約を1度は認めたけど、最終的にはひっくり返した。同じことが起こることも危惧していたし、それによってパリで長い期間、家族とホテルに滞在することになって、子供たちはホテルから学校に通うような状況になった。僕は自分で決断をしたかったし、だからバルサを選ばなかった。大好きだけど、行けなかった」

 バルサの下部組織で育ち、クラブに大きな愛情を持つメッシだが、前回の退団時に受けた傷はあまりにも大きかったようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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