天皇杯でJFLクラブに敗戦のG大阪、“ジャイキリ被害”の影響を日本代表OBが懸念 「割り切って戦うようにしていた分…」

G大阪はJFLの高知に敗戦【写真:Getty Images】
G大阪はJFLの高知に敗戦【写真:Getty Images】

元日本代表DF栗原氏は「嫌な流れにならないか心配」と指摘

 J1ガンバ大阪は、6月7日に行われた天皇杯2回戦でJFLの高知ユナイテッドSCと対戦。し、1-2で敗れた。カテゴリーが3つ下の相手にジャイアントキリングを許す形となったが、元日本代表DF栗原勇蔵氏は、「メンバー的には勝たないといけなかった」と指摘している。

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 DF三浦弦太、DF藤春廣輝、GK谷晃生らがスタメンに名を連ねたG大阪は前半4分、高知ユナイテッドのカウンターを受ける。素早い攻撃で自陣ペナルティーエリア付近まで持ち込まれ、最後はFW小林心にペナルティーアーク内から右足でコントロールシュートをねじ込まれ、先制点を献上する形となった。

 そのなかで前半41分、高知ユナイテッドDF小林大智がペナルティーエリア内で折り返したボールがG大阪の三浦に当たってネットを揺らす形となり、オウンゴール。まさかの2点ビハインドで前半を折り返した。

 劣勢のG大阪は後半開始からFWイッサム・ジェバリ、MF食野亮太郎、MFファン・アラーノと3人を同時投入。敵陣でのプレー回数は増えたが、決定機を作り出すには至らず。高知ユナイテッドのゴールをこじ開けられないまま迎えた後半42分に三浦のゴールで1点を返したが、あと一歩及ばず1-2で敗れた。

 ハーフタイムだけでなく、試合後にもG大阪の選手にブーイングが飛んだ一戦。リーグ戦で15位(3勝4分9敗)と苦しんでいることもあり、元日本代表DF栗原氏は「リーグ戦が上手くいっていればダメージはないですけど、上手くいっていないとかなりダメージになりますね」と、ジャリアントキリングを許した影響を語る。

「うしろからビルドアップして行くサッカーをやろうとしていましたけど、完成度が低く、諸刃の剣になってしまっていたので、現実的なサッカーに切り替えて、(5月28日のJ1リーグ第15節アルビレックス)新潟戦から2連勝と結果は出始めたところだと思っていました。割り切って戦うようにしていた分、嫌な流れにならないか心配です。ただ、メンバー的には勝たなければいけない試合でしたね」

 ダニエル・ポヤトス監督の下、6月11日のリーグ第17節FC東京戦に向けて、切り替えられるだろうか。

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