浦和、大学生相手に1-0辛勝 殊勲弾のMF伊藤敦樹が安堵「嫌な雰囲気も漂っていた」
天皇杯2回戦で関西大と対戦、延長戦にもつれ込む試合を1-0勝利
浦和レッズのMF伊藤敦樹は6月7日の第103回天皇杯2回戦・関西大学戦で延長前半に決勝ゴールを決め、1-0勝利に導いた。試合後に「勝負強さも大事だと思うので、そこで違いは見せられたと思う」と話した。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
浦和は前半の立ち上がりは関西大学にペースを奪われるような展開だったが、両者無得点のまま後半へ。マチェイ・スコルジャ監督は後半途中で3枚替えを決断し、伊藤もここでピッチに入った。90分間スコアレスで決着のつかなかった試合は延長前半14分にようやく得点が生まれた。浦和はFW髙橋利樹とリンセンで挟んで敵陣でボールを奪うと、攻撃参加したDF荻原拓也へ。マイナスのラストパスをMF明本考浩が合わせ、こぼれ球を伊藤が押し込んでついに先制点を奪った。
これが決勝ゴールになって勝利を奪うと、伊藤は「だいぶ嫌な雰囲気も漂っていて本当に難しかった。勝負強さも大事だと思うので、そこで違いは見せられたと思う」と話した。
自身は浦和ユース出身で流通経済大学を経て浦和のトップチームに加入するキャリアを歩んでいる。その流経大時代に天皇杯で浦和と対戦した経験もある。そうした点からも、このゲームに対する関西大学のモチベーションを理解できる部分もあるのだろう。試合後には「大学生も勢いがあったし、本当にいいチームだった。難しい試合になったけど、しっかり勝ち切ることができたので良かった」と安堵の表情だった。
浦和はこれが3週連続となる水曜日の公式戦で、現在は7連戦の6試合目。それでも、このゲームを含め4勝2分で乗り切っている。残すは11日のリーグ戦、横浜FC戦のみとなっただけに伊藤は「連戦が続いていて、それでもタフに戦えている。リーグ戦もあるので切り替えて、この勢いのまま勝ち続けたい」と充実感も見せていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)