今夏“退団騒動”のなでしこ宮間が岡山湯郷と契約満了 「恩返しできる道を私なりに探したい」

今後の去就には明言せず

「当たり前のように思っている日常のすべてが、何一つとして当たり前ではないこと、サッカーができるということは当たり前ではないことを決して忘れません。ここまでの私の人生でサッカーができない時間は、苦しみ以外の何でもありませんでした。日常生活さえままならない程、私にとってサッカーは何にも変えられない宝です。この地で見、聞き、感じた、忘れることのできない様々な思いを心に留め、より強く優しくなれるよう精進していきたいと思います」

 佐々木則夫監督の下で2度に渡る女子ワールドカップ決勝進出や、五輪の銀メダルという実績を残した一方で、今年2月から3月にかけて開催されたリオデジャネイロ五輪アジア最終予選に主将として臨んだものの、まさかの敗退となった。その後、高倉麻子監督が就任したなでしこジャパンでは、構想外ではなくコンディションの問題として招集されていない。

 現役続行や引退といった去就は、メッセージには明言されていない。なでしこリーグでのプレーを続けるのか、再度の海外挑戦があるのか、「女子サッカーを文化にしたい」と語った宮間の決断が注目される。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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