「移籍市場の行動はすべてがストップ」 ミラン、鎌田獲得が“白紙”の可能性…去就の行方は不透明「決断が注目される」
強化責任者のマルディーニ氏が電撃解任された
2023-24シーズン限りでドイツ1部フランクフルトとの契約が満了を迎えた日本代表MF鎌田大地は、イタリア1部ACミランへの加入に近づいていると報じられてきた。しかし、この移籍が白紙に戻る可能性があるようだ。イタリアメディア「ミラン・ポスト」が公式ツイッターで報じている。
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6月5日、ミランの米国人オーナーであり、投資会社レッドバード・キャピタル・パートナーズの創設者でもあるジェリー・カルディナーレ氏は、会談を行った結果、クラブOBの元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏とリッキー・マッサーラ氏を解任することを決断したと報じられた。
マルディーニ氏はクラブのテクニカル・ダイレクターを務めていたが、これまでも補強方針や将来的なビジョンなどを巡った確執が伝えられていた。そして今回、カルディナーレ氏によって、マルディーニ氏の解任が通告されたという。マルディーニ氏とともに仕事をしていたスポーツダイレクターのマッサーラ氏も解任が発表されるようだ。
今夏のミラン加入が決定的とされていた鎌田だが、「ミラン・ポスト」は、移籍市場に精通するスポーツ記者のジャンルカ・ディ・マルツィオ氏のコメントを発表。同氏によると「現時点で移籍市場の行動はすべてがストップした。鎌田の獲得はマルディーニとマッサーラの仕事だった。アルナウトビッチとロフタスチークも交渉も同じだ。モンカダ、フルラーニの決断が注目される」と、クラブのスカウトのトップのジェフリー・モンカラ氏、クラブのCEOであるジョルジョ・フルラーニ氏の動向が、今後の選手獲得に影響することを示唆している。
6月の日本代表の2試合を終えてからミランと正式なサインを結ぶと報じられている鎌田だが、元日本代表MF本田圭佑以来のミランの日本人選手誕生は、実現するだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)