ポステコグルー監督がトッテナムと口頭合意か 専門記者が報道、指導スタイルにも英注目「プレーヤーの目を覚ますかも」
移籍市場に精通するロマーノ氏がSNSで進捗を報じる
スコットランド1部セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督は、今シーズン見事に国内3冠を達成した。イングランド1部トッテナムの新指揮官への就任が噂されるなか、移籍市場に精通するジャーナリストであるファブリツィオ・ロマーノ氏が移籍間近の現状を報じた。
トッテナムは今シーズン途中にアントニオ・コンテ監督を解任。以降正式な監督不在のままプレミアリーグ8位でフィニッシュとなっている。そんな不振のクラブがリストアップしたのが、5大リーグで指揮経験のないポステコグルー監督だ。
セルティックでは日本代表FW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央ら複数の日本人選手を指導し、今季のスコティッシュ・プレミアシップ、リーグカップ、スコティッシュカップの3つの大会でタイトルを手にしている。
これまでオーストラリア代表やJ1の横浜F・マリノスなどでも指導経験のあるポステコグルー監督。移籍市場に精通するロマーノ氏は「トッテナムが次期監督としてポステコグルーと最終的に口頭で合意した。2年契約で、さらに1シーズン延長するオプションも含まれているので、2026年6月まで有効である可能性があると聞いている。次のステップは、セルティックとの交渉だ」と口頭契約まで進んでいると自身のツイッターで報じた。
また英メディア「talkSPORT」では、トッテナム就任の可能性が高まった事実を伝えつつ、ポステコグルー監督がオーストラリア代表を率いた時代のワンシーンに再脚光。「不機嫌なポステコグルーが成績不振のスター選手に言うかもしれない舞台裏の映像」と選手を叱咤激励する姿に注目した。
ワールドカップ予選の敗戦時、ポステコグルー監督はロッカールームで失点シーンを流しつつ「我々はもっと良くならなければならない。あれは軽率だった。あそこでゴールを許すなんて、ありえない!クソッタレだ!軟弱なチームになりたいのか?」と厳しい言葉を浴びせている。
この過去の指導姿を見たファンは「ポステコグルー氏が、現在惑わされているプレーヤーの目を覚ますかもしれない」と期待を抱くものもいたという。正式に就任するかはセルティックとの交渉次第となりそうだが、ポステコグルー監督はトッテナムを救う救世主となることができるのだろうか。