桐光学園が2年連続10回目の選手権出場! 神奈川県大会決勝で相洋を延長戦で下す

前回大会では3回戦で青森山田に惜敗

 PK戦突入が濃厚と見られた延長後半8分、相手DFのコントロールミスを見逃さなかった西川がボールを奪取すると、前に飛び出した田代の位置を冷静に見抜いてニアサイドを打ち破る。苦しみぬいた末の貴重な先制点に、殊勲の西川は歓喜を爆発。試合はこのまま1-0でタイムアップした。

 鈴木勝大監督は5日に行われた準決勝・座間戦を3-0で快勝しながらも、「攻守にまだまだ課題が多い」と話し、主将のタビナスについても冗談混じりながら「求めるものに対して18点ですかね」とあえて厳しい評価でチームを引き締めた。指揮官の言葉をかみしめたチームはしっかりと結果を残し、県大会連覇を達成した。

 昨年度の同大会ではU-19日本代表FW小川航基(現磐田)を擁して優勝候補の一角との評価を受けたが、3回戦の青森山田戦で終了間際の失点で追いつかれ、PK戦の末に敗れた。「進化 革命 逆襲」をテーマに置くチームは、冬の大舞台での躍進を見据えている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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