ソシエダ久保が「華麗なセルフパスで破壊」 特筆した技術を現地高評価「素晴らしかった」

ソシエダの久保建英【写真:Getty Images】
ソシエダの久保建英【写真:Getty Images】

最終節でチーム最高タイの8点「良い形でシーズンを締めくくることができた」

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間6月4日のラ・リーガ第38節(最終節)セビージャ戦(2-1)でスタメン出場し、後半27分までプレーした。スペインメディアはこの試合の久保にチーム最高点タイの評価を与え「良い形でシーズンを締めくくることができた」と総括している。

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 試合同日に22歳の誕生日を迎えた久保。バースデーでの今季リーグ二桁得点達成へ期待が高まる(リーグ9得点中)なか、軽やかな動きを序盤から見せる。1点を先制した前半30分、久保が自陣から“高速ドリブル”でチャンスメイク。相手DFディエゴ・ホルミゴが足を出してきたところを加速しかわし右サイドを突破すると、60メートル以上の距離を運び最後はクロスで味方のチャンスにつなげた。

 前半44分には自身の軸足の裏を通す絶妙ターンでホルミゴを再び翻弄。後半19分には最大のシュートチャンスも。逆サイドの展開から、ペナルティーエリア内フリーでボールを受け、左足でゴールを狙ったが枠を捉えられず。久保は同27分までプレーし途中交代となった。

 試合は2-1の勝利を飾ったなか、スペインメディア「エル・デスマルケ」は各選手を10点満点で評価。久保には「今シーズンのラ・レアルで最も傑出した選手の1人である久保にとっては、良い形でシーズンを締めくくることができた。彼はゴールで飾りを付けることができなかったが、大きなチャンスは数多あった」とチーム最高タイの8点を与えている。

 またスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」では「ピッチ上で快適にプレーしており、本物の突破力があり素晴らしかった」と絶賛。「ショートポストからの明確なシュートもあったが、今回は10ゴール目となるはずだったゴールを達成できず」と得点につながらなかったことを指摘するも「ホルミゴを華麗なセルフパスで破壊」と絶妙ターンのシーンを高く評価した。

 惜しくも今季10ゴールは達成できなかったが、最終節までファンを魅了するプレーを示し続けた久保。交代でピッチを退く際には、惜しみない拍手も贈られていた。

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