伊紙もオマーン戦欠場となった長友の状態を懸念 「挽回を試みているが…足もフル回転していない」
体調不良で招集組唯一のメンバー外 失態のショックを引きずっているとの声も
日本代表のインテルDF長友佑都は体調不良により、11日の国際親善試合オマーン戦で唯一、招集組のなかでメンバー外となった。イタリアメディアでは、3日のヨーロッパリーグ敵地サウサンプトン戦で長友が相手の決勝弾となったオウンゴールの失態を犯し、精神的なショックをいまだに引きずっていると分析する声も上がっている。イタリア地元紙「トゥット・スポルト」は「サイドバックの状況。長友は挽回を試みているが、日本で今、外れている」と特集している。
インテル最古参となった長友だが、その立場は厳しいものになっているという。
「数か月前までは、インテルと代表を交互にうまくこなせていた一人であった。実際に不動の存在だった。長友佑都にとっては、1週間前のサウサンプトンでのオウンゴールが、アピアーノ・ジェンティーレでの心理劇を象徴している。その断片を日本代表合宿まで引きずっている」
記事ではこう報じている。長友は開幕直前に退任となったロベルト・マンチーニ元監督に重宝されていたが、フランク・デブール体制で低評価を受けていた。
「フランク・デブール監督には、それほど重要な戦力として考えられていなかった。長友は、リーグであまりプレーチャンスを得られておらず、ヨーロッパリーグで得た出場機会もあまり生かせていなかった。イギリス人相手の失敗の後、30歳のディフェンダーの機嫌は最高にいいとは言えない。足もそれほどフル回転していない」