「衝撃的な右足のボレー」 ギュンドアン、“史上最速の13秒弾”に英紙驚嘆「デ・ヘアを立ち往生」
シティがFA杯決勝でユナイテッドに2-1の勝利 プレミアリーグに続き2冠を達成
イングランド1部マンチェスター・シティは現地時間6月3日、FAカップ決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、2-1で勝利を収めた。ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンが全2得点を挙げる殊勲の活躍を披露したなか、開始13秒で決めた先制点について英紙は「衝撃的な右足のボレーを炸裂させ、デ・ヘアを立ち往生させた」と取り上げている。
決勝の舞台で実現した“マンチェスター・ダービー”は、開始早々にスコアが動く展開に。ギュンドアンのキックオフで試合がスタートし、バックパスからGKシュテファン・オルテガがロングフィードを放り込むと、両チームが競り合ってペナルティーエリア手前に落ちたこぼれ球をギュンドアンがダイレクトボレーで合わせ、強烈なミドルシュートはゴール右へと突き刺さった。
その後、シティは前半33分にPKで同点とされるも、後半6分にまたもギュンドアンが躍動。コーナーキックに対し、ペナルティーエリア手前からダイレクトボレーで合わせ、ゴール左へと流し込んだ。ギュンドアンの大車輪の活躍でシティが優勝を果たしたなか、英紙「デイリー・ミラー」は「ギュンドアンが開始13秒のFA杯決勝史上最速ゴールを記録」と見出しを打ち、先制点の場面に注目している。
記事では「ロングボールを放り込んだ際、完璧なタイミングでドイツ人MFの足もとへバウンドし、衝撃的な右足のボレーを炸裂させ、デ・ヘアを立ち往生させた」と綴り、「このゴールは公式で13秒と記録されており、2009年のFA杯決勝チェルシー戦でエバートンのルイ・サハがゴールを奪った25秒の記録を打ち破った」と説明している。
今季終了後の去就が騒がれているキャプテンのギュンドアンだが、プレミアリーグに続き、2冠を達成したシティにおいて、その存在感の重要性はFA杯決勝戦でも際立っていた。