イブラが敬意を抱くFWとは? 「どんなに難しいことも魔法に変えることができた」

「絶対に彼のようになりたいと思っていた」

 190センチを超える長身と圧倒的なパワーだけでなく、柔軟な足元のテクニックも備え、ド派手なアクロバティックプレーをあっさりとやってのけるイブラヒモビッチもすでに規格外の選手と言えるが、そんなカリスマFWにとってはロナウド氏が唯一無二の存在のようだ。「彼がボールを持てば、まるで“今は俺がこのボールの面倒を見ているんだ”と言わんばかりだった。彼のような選手は後にも先にもいない。彼は存在しない」と大絶賛した。

「彼を見ていたまだ一人の若い選手に過ぎない頃、俺は自分自身に言った。“絶対に彼のようになりたい”と。違いを作り、輝きたい。単純にそう思っていた」

 ロナウド氏は2011年に34歳で引退した。イブラは自身のアイドルを超え、35歳となった今も第一線で活躍している。ブラジルのレジェンドに憧れた少年は、今では自らが少年たちの憧れの的としてサッカー界に君臨している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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