FAカップのリバプール戦で三笘が殊勲の決勝ゴール

　イングランド1部ブライトンは今季、18勝8分12敗でプレミアリーグ6位の好順位でシーズンを終え、クラブ史上初となる欧州カップ戦の出場権を手にした。クラブは「2022-23シーズンのお気に入りの瞬間」を募集し、日本代表MF三笘薫のリバプール戦の“マジック”が断トツの人気を誇っている。

　ブライトンが候補に挙げたのは4つ。1つは、現地時間1月29日に行われたFAカップ4回戦リバプール戦の三笘のプレーだ。1-1のまま終わるかと思われた後半アディショナル2分、セットプレーの流れからペナルティーエリア内右でボールを受けた三笘は右足でボールを浮かせてDFジョー・ゴメスをかわすと、そのまま右足でシュートを蹴り込んだ。空中で相手を欺く超絶テクニックで翻弄した一撃で、前年王者を敗退へと追い込んだ。クラブは、「リバプールを粉砕した三笘マジック」と表現している。

　そのほかには、3月15日に行われたプレミアリーグ第8節順延分クリスタル・パレス戦で三笘のスルーパスから生まれたMFソリー・マーチの決勝弾、5月4日に行われたプレミアリーグ第28節マンチェスター・ユナイテッド戦の後半アディショナルタイムに生まれたMFアレクシス・マック・アリスターの決勝PK、欧州カップ戦を確定させた瞬間がノミネートされている。

　現在三笘が断トツの73％の票を集めており、活躍のインパクトの大きさが伺える。