久保建英、オサスナ戦“幻のアシスト”は審判に直談判していた 「お願いしたことを覚えている」
久保は今季9ゴール4アシストをマーク
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は今シーズン充実の時間を過ごしている。リーグ34試合出場9ゴール4アシストと数字として結果を残し、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得へチームを牽引。久保はスペインラジオ局「カデナ・セール」からシーズン最優秀選手賞に選ばれたなか、番組「ラジオ・サン・セバスチャン」に出演し、シーズン中のある出来事について明かしている。
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5月28日に行われたラ・リーガ第37節でアトレティコ・マドリード戦(1-2)では、4位に付けるソシエダが来季CL出場権獲得に向けて敵地でアトレティコと対戦。序盤からペースを握られると、前半37分にFWアントワーヌ・グリーズマンに先制点を許すと後半にも失点し、1-2で敗れた。それでも5位ビジャレアルが敗れたため、4位フィニッシュが決定。10シーズンぶりとなる来季CL出場権を獲得した。
今季はリーグ戦9ゴールと活躍してきた久保。その存在感、プレーの質の高さで国内外からの評価が高まっており、「カデナ・セール」選出のシーズン最優秀選手賞を受賞。さらに久保はラジオ番組に出演し、番組内でアシストがつかなかったオサスナ戦について話している。
司会者から「9ゴール4アシスト。換算されなかったものはある?」と問われると、「よくは覚えていないけど、オサスナ戦で審判にお願いしたことは覚えている」と明かした。「彼らは後から見ておく、と言っていたけど、結局は僕が尋ねたことは聞いてくれなかったね」と、続けると、司会者からは「本当に?」と再確認された。それでも、「僕が頼みましたよ。でも、彼は私に言ってこなかったので見過ごされてしまったんですね」と、アシストなしとなった経緯を話した。
これは現地時間2022年12月31日、ホームでのラ・リーガ第15節オサスナ戦。 前半22分、右サイドで久保とパス交換してペナルティーエリア内に侵入したスペイン代表MFブライス・メンデスが今季リーグ戦7点目を決め、ソシエダが先制に成功していたシーンについてだった。公式記録ではアシストとならず、幻のプレーとなっていた。