モウリーニョ、主審への暴言で2試合ベンチ入り禁止か 駐車場で叫ぶ姿が拡散…審判は空港で暴行受ける被害
EL決勝でトラブルが発生
イタリア1部ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督はPK戦の末に敗れたUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝セビージャ戦終了後の主審に対する行為によって2試合のベンチ入り禁止処分となる可能性があると英紙「ガーディアン」が報じた。
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昨季、モウリーニョ監督の下でUEFAカンファレンスリーグを制していたローマは欧州での“連覇”をかけて現地時間6月1日にセビージャと対戦。前半35分にアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラの得点で先制するも、後半10分に追いつかれ、最後はPK戦(1-4)で敗れた。
両チーム合わせてイエローカード13枚が飛び交う激しい試合となったなか、試合後の会見でモウリーニョ監督は「このようなレフェリングを受け入れるのは難しい」と主審を担当したアンソニー・テイラー氏の判定を非難。ポルトガル人指揮官が試合後にスタジアムの駐車場でテイラー氏に罵詈雑言を浴びせる様子もSNSで拡散された。
事態はその後も波紋を広げ、テイラー氏は帰国時にブダペストの空港でローマファンに囲まれ、物を投げられるなどの被害に遭う騒動に発展していた。
記事によれば、欧州サッカー連盟(UEFA)は選手や監督、ファンに対して「尊厳と敬意を持って審判に接する」ように呼びかけており、モウリーニョ監督には2試合のベンチ入り禁止処分を下す可能性があるという。また、空港でのファンによる襲撃を受け、今後審判のセキュリティーを強化する可能性も示唆した。いかなる理由があっても誹謗中傷や暴力行為が正当化されることはないだろう。