「ハーランドか古橋か」 日本代表OB松井大輔が絶賛…“個人賞総なめ”で「キャプテン翼の世界」

セルティックで個人賞を総なめにした古橋亨梧【写真:Getty Images】
セルティックで個人賞を総なめにした古橋亨梧【写真:Getty Images】

古橋亨梧はスコットランドリーグで圧倒的な活躍を見せた

 スコットランド1部セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧は、6月に行われる国際親善試合2試合の日本代表メンバーに招集された。昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)メンバーから落選した古橋だったが、スコットランド国内では圧巻の活躍を続けており、年間最優秀選手賞、プロサッカー選手協会最優秀選手賞、セルティックのファンが選ぶ年間最優秀選手賞、得点王(27得点)などの個人賞を総なめにしている。

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 その活躍ぶりを、スポーツチャンネル「DAZN」の番組「内田篤人のFOOTBALL TIME」であらためて聞かされたJ3のY.S.C.C.横浜に所属する元日本代表MF松井大輔は、「ハーランド?」と、プレミアリーグでも圧巻のゴールラッシュを見せているノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドに重ね、「ハーランドか、古橋か。すごいよね」と、驚きの声を上げた。「日本人がこれだけ個人賞を総なめにしてくれることはなかなかない。そういう選手が出てきて、日本代表に還元してくれるっていうのは、キャプテン翼の世界ですよ」と、国民的漫画のようだと絶賛した。

 この日、ゲスト出演していたベルギー1部シント=トロイデンの日本代表GKシュミット・ダニエルは、中央大学時代に古橋とチームメイトだった。シュミットが4年の時に1年生だった古橋だが、「彼は1年生の時からトップチームでした」とシュミットは言い、「でも、当時は左ウイングでドリブラーだった。今は動き出しからワンタッチ系のシュートが多いイメージが僕にはありますが、当時は左からカットインしてシュートを打っていた。生かされる選手ではなかった。自分で打開していく選手でした」と、プレースタイルが大きく変化したことを明かしていた。

 古橋の話を始めた時、「1年から見たら4年は神です」と笑っていたシュミットだが、現在の古橋について、どうかと問われると「いや、もう、中央大学の誇りです」と、頭を下げるように語った。それを見て松井は笑いながら「ちょっと待て待て、活躍したらそれかい」と突っ込み、「でも、GKからしても、カウンター一発で行けるね」と、日本代表での共演にも期待を寄せた。シュミットも、「そうですね。前線に彼がいれば、走ってくれるだろうし」と言うと、松井はすかさず「1、4(1年生と4年生)ですし」と、上下関係を指摘。シュミットも「わかっているだろうなって(走らせます)」と、笑いながら冗談交じりに語った。

 カタールW杯でも、絶対的なストライカー不足が露呈していた日本代表だけに、新たなストライカーの出現は大いに期待される。6月の2連戦では、中大の先輩GKシュミットのパスを後輩の古橋が受けてゴールに迫るような場面があるかも注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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