浦和との延長PK戦を制した川崎が天皇杯8強進出! 12月24日の準々決勝はFC東京との多摩川クラシコに

先手を取ったのは浦和だが…延長戦へ

 そして、先手を取ったのは浦和だった。同26分、FW武藤雄樹に代えてFWズラタンを投入した最初のプレーで、シャドーにポジションを移したFW興梠慎三がDF森脇良太のロングボールに抜け出し、ファーストタッチで川崎GKチョン・ソンリョンをかわして無人のゴールに流し込み、浦和が1-0と先制に成功した。

 川崎の風間八宏監督は同30分に切り札の元日本代表FW森本貴幸を投入。試合終了残り5分のタイミングでFW大久保嘉人の放ったミドルシュートは、森脇の腕に当たってコースが変わる。これはGK大谷がセーブしたが、森脇のハンド判定で川崎にPKが与えられた。このチャンスで大久保が自ら同点弾を決め、同41分に川崎が1-1の同点に追いついた。

 しかし、浦和は直後の同43分、左サイドから興梠が上げたクロスに李がヘディングで合わせると、GKがセーブしたボールが途中出場のMF登里享平に当たってゴールの中へ。川崎にとっては不運なオウンゴールで、浦和が2-1とこの日再びリードを奪う。

  それでも、このビハインドを川崎は跳ね返した。アディショナルタイム1分、左サイドから登里がクロスを入れると、ファーサイドに流れたボールを森本が押し込んで2-2の同点。オウンゴールの登里の攻撃参加と切り札の森本が期待に応え、決着は延長戦にもつれ込んだ。

 

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