浦和との延長PK戦を制した川崎が天皇杯8強進出! 12月24日の準々決勝はFC東京との多摩川クラシコに
粘る川崎が三度追いつく劇的な展開に
12日に等々力陸上競技場で行われた天皇杯ベスト8入り最後の切符を懸けた4回戦の浦和レッズ対川崎フロンターレ戦は、延長戦を3-3で終えてPK戦に突入。浦和はキッカー2人が失敗し、川崎が全員成功させ4-1で勝利。川崎がベスト8進出を決めた。
リーグ戦では浦和が年間1位、川崎が勝ち点1差で年間2位の強豪同士が早くも激突したこのカードは、11月23日にスタートするJリーグチャンピオンシップ(CS)の決勝で対戦する可能性もある前哨戦となった。
しかし、その対戦は前半から浦和がビルドアップでのミスが多く、川崎のショートカウンターを誘発してしまう展開になった。川崎も主力のMF中村憲剛、MF大島僚太、FW小林悠をいずれも負傷で欠いた攻撃陣が最終局面での精度を上げることができず、互いに決定機の訪れないゲームになった。川崎は前半40分にスルーパスに抜け出したMFエウシーニョがGKと1対1になるチャンスを迎えたが、日本代表招集のGK西川周作に代わって起用された浦和GK大谷幸輝がセーブ。スコアレスで前半を終えた。
浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督は「ミスが多い」とバッサリ。FW高木俊幸に代えてFW李忠成を後半のピッチに送り込んだ。それでも浦和はリズムが生まれず、13分には日本代表から落選となったMF柏木陽介に代えてMF青木拓矢を送り込む荒療治に出た。