「クボほどの成功はない」 久保建英の市場価値、わずか1年で“2倍高騰”にスペイン脱帽
今季ラ・リーガで9ゴール4アシストと活躍、1年で市場価値が2倍に
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は今季ラ・リーガで9ゴール4アシスト(34試合出場)と結果を残し、クラブの10シーズンぶりとなる来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献。スペイン移籍後、過去最高と言えるほど充実のキャリアを送ったなか、現地メディアは市場価値の側面からその飛躍ぶりに注目している。
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久保は今季、保有元のレアル・マドリードからソシエダに完全移籍。スペイン移籍後、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェでのレンタル移籍を繰り返してきたなか、ボールを保持するチームのスタイルにマッチし、1試合を残して4位フィニッシュが決定したソシエダで印象的な活躍を示した。
そんななか、スペインメディア「el gol digital」は1年前の市場価値との比較から、久保の飛躍ぶりに注目している。ドイツの移籍専門サイト「トランスファーマルクト」によると、昨年6月時点の市場価値は750万ユーロ(約11億円)。一方、ソシエダでシーズン最終盤を迎えた現時点では1500万ユーロ(約22億円)と査定されている。
1年で2倍まで膨らんだ市場価値の高騰ぶりを受け、記事では「ロベルト・オラベ(ソシエダのスポーツ・ディレクター)はレアル・ソシエダへの久保の移籍を650万ユーロ(約9億円)で成立させ、わずか1シーズンでこの日本人選手は市場価値を2倍にした。昨夏のリーガでの移籍で、クボのレアル・ソシエダへの移籍ほどの成功はほとんどない」と驚きを持って伝えられた。
今季の活躍ぶりを受け、米メディア「The Athletic」が選ぶ今季ラ・リーガのベストイレブン入りを果たすなど、そのパフォーマンスを海外も高評価。“理想郷”のソシエダ移籍後、持ち味を存分に発揮した久保への賛辞はシーズン終了が目前に迫ったなか、日に日に高まっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)