神戸イニエスタ、日本ファンに感銘 スタンドで掲揚されたメッセージに「素晴らしい!」

今夏限りでの退団が決まったアンドレス・イニエスタ【写真:徳原隆元】
今夏限りでの退団が決まったアンドレス・イニエスタ【写真:徳原隆元】

5月27日のホームゲームで掲げられた横断幕に注目

 J1ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタがホームゲーム時のゴール裏スタンドに注目。自身に向けられた横断幕をインスタグラム上にアップし、ファンからのメッセージに対し「素晴らしい」と綴っている。

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 39歳のイニエスタは、スペインの名門FCバルセロナで16シーズンプレーしたのち、2018年に神戸へ完全移籍で加入。卓越したテクニックと戦術眼で攻撃を司り、クラブ初タイトルとなった19年度の天皇杯優勝などに貢献した。2021年5月に神戸との契約延長に合意し、2023年までの2年契約を締結していた。

 今後の去就動向が注目されていたなかで、イニエスタは今シーズンの出番減少を理由に今夏での退団を決断。5月25日に神戸市内で会見を開き、「ずっと自分はここで引退する姿を想像してきた」と思いを明かしつつ、出場機会が減っている事実に触れ「ここを去るのがベストな決断だとクラブとの話し合いで決めた」と涙ながらに語った。

 神戸でのラストマッチは7月1日のホーム・北海道コンサドーレ札幌戦。2018年の来日から5年、ピッチ内外で観る者を魅了してきた世界的名手との別れが惜しまれるなか、退団発表直後の先月27日にホーム「ノエビアスタジアム神戸」で行われたFC東京戦(3-2)ではイニエスタに向けられたある横断幕が掲げられていた。

 ゴール裏スタンドからはスペイン語で「アンドレス、心はともにある」と書かれた幕が掲揚。この光景を収めた写真をイニエスタは自身のインスタグラムにアップし「素晴らしいサポーター!」と感銘の言葉を投稿に綴った。日本への愛着を示してきたイニエスタだけに、横断幕に記されたファンからのメッセージは心に響いたようだ。

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