浦和スコルジャ監督「ベンチが武器」 交代策ピタリ的中、途中出場選手の活躍を評価

浦和を率いるマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】
浦和を率いるマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】

J1リーグ第11節の延期分で広島に2-1逆転勝利

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、5月31日のJ1延期日程、第11節のサンフレッチェ広島戦に2-1で逆転勝利した試合後に「ベンチが浦和の武器」と、交代選手の活躍に言及した。

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 浦和はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝が入ったため、日程を遅れて消化している。勝ち点26の4位広島と、勝ち点24だが1試合少ない6位浦和の対戦は前半から白熱。しかし浦和は、後半5分には広島に先制点を奪われてしまった。

 そこから浦和は選手交代も経て反撃。後半28分には右サイドから細かくつないで伊藤がボールをキープすると、主将のDF酒井宏樹が抜け出す動きに合わせてラストパス。これを酒井が流し込んでの同点ゴールになった。さらに後半アディショナルタイム、酒井がファーサイドに上げた浮き球をFWブライアン・リンセンが頭で落とすと、伊藤が左足で流し込んでの逆転ゴールとなった。

 スコルジャ監督は、スタメンの時点で多少の入れ替えを行っていたが、後半途中でFW興梠慎三、MF大久保智明、リンセンを3枚替えで投入。さらにDF荻原拓也を左サイドに投入して攻撃力を高め、勝ち越し後はMF柴戸海を入れて中盤を引き締めて試合を終えた。

 指揮官は「今日はチームとしていい仕事ができた選手も良いプレーをしてくれたし、先制点を奪われてもチームのモチベーションが低下することはなかった。ベンチが浦和の武器になっている。どの試合でもポジティブなエネルギーを追加してくれている。浦和の層の厚さが見られている」と、交代選手の活躍に言及。スコルジャ監督自身の交代策も的中した。

 浦和は延期日程の消化もあり連戦の渦中にあるが、スコルジャ監督は「7連戦のちょうど真ん中。しっかりリカバリーして鹿島戦に準備したい」と、6月4日の鹿島アントラーズ戦に目線を向けていた。

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