「なぜ三笘のようにプレーしない?」 不振マンUアタッカーに辛口評価「何が起きた」
本領発揮に至らないMFサンチョに元ウェールズ代表FWが厳しい指摘
元ウェールズ代表FWディーン・ソーンダース氏が今季のプレミアリーグにおける“最も恥ずべき瞬間”として、マンチェスター・ユナイテッドがリバプールとの宿敵対決に0-7で敗れた試合を挙げた。英メディア「talksport」が報じている。
今季からオランダ人指揮官のエリック・テン・ハフ監督に率いられた“赤い悪魔”はリーグ戦を3位で終え、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。FAカップでは決勝に駒を進め、マンチェスター・シティとの決勝を控えている。
タイトル獲得に王手をかけ、トップ4返り咲きも果たすなど復活の気配を漂わせるシーズンとなったが、3月に行われた第26節ではリバプールに7失点で敗北。クラブにとって1931年以来となる歴代ワーストタイの大敗を喫した。
現役時代にリバプールなどでプレーした元ウェールズ代表FWソーンダース氏は「クラブにとっては恥ずかしいこと」とこの ユナイテッドの惨敗を今季のプレミアリーグにおける「今季の最も恥ずべき瞬間」として選んだ。
さらに同氏は2021年夏にドイツ1部ボルシア・ドルトムントから8150万ポンド(約140億円)とも伝えられる高額移籍金で加入するも、なかなか本領発揮できずにいるイングランド代表MFジェイドン・サンチョについて、ブライトンで活躍する日本代表MF三笘薫を引き合いに出して次のように語っていた。
「しばらく考えていたが、ジェイドン・サンチョには何が起きてしまったんだ? 彼が8000万ポンド(約138億円)? ブライトンの三笘を見ていると、サンチョには『なぜ彼(三笘)のようにプレーしないんだ?』と言いたくなってしまう。ドルトムントでのプレーも見たことがあるが、彼はボールを失うことを恐れず、今の三笘のように人に向かっていった。しかし、今の彼は殻に閉じこもってしまっている」
大きな期待を背負ってマンチェスターへとやってきたサンチョだが、ドルトムント時代ほどの輝きは放てずにいる。ソーンダース氏はそんな23歳のアタッカーに厳しい視線を向けていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)