レアルFWベンゼマ、中東移籍の可能性 英代表FWが“後釜”浮上も…ペレス会長の頭痛の種とは?
今季で契約満了ベンゼマにサウジアラビア1部アル・イテハドから破格オファー
スペイン1部レアル・マドリードは、今夏の移籍市場で新たな9番(ストライカー)の獲得に動く可能性が出てきた。クラブ専門メディア「DefensaCentral」が報じている。
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レアルは、チームのエースであるフランス代表FWカリム・ベンゼマとの契約が、6月末で満了する。当初、ベンゼマはクラブとの契約を延長すると見られていたが、サウジアラビア1部アル・イテハドから年俸1億5000万ユーロ(約225億円)から2億ユーロ(約300億)の2年契約という破格のオファーが届き、真剣に検討しているという。
ベンゼマを失うことになれば、ストライカーの補強が不可欠になる。カルロ・アンチェロッティ監督はベンゼマ退団時の最高の選択肢は、イングランド1部トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン獲得であることを明確にしているという。
アンチェロッティ監督はベンゼマが退団した場合、ケインを獲得するべきだとフロレンティーノ・ペレス会長に進言。しかし、過去に元ウェールズ代表FWギャレス・ベイルやクロアチア代表MFルカ・モドリッチを獲得した際、トッテナムのダニエル・レヴィ会長との交渉は一筋縄でいかず最終的に巨額の移籍金を支払ったため、ペレス会長にとっては頭痛の種なのだという。
当初の目論見どおり、ベンゼマが2024年まで契約を延長すれば、探すべき9番は彼のバックアップになるが、移籍金ゼロでクラブを離れることになった場合は、ビッグネームの獲得が不可欠。レヴィ会長は契約が残り1年となるケインをイングランドの国内クラブに渡すことは望んでいないとされるなか、夏の移籍市場でベンゼマがどのような動きを見せるかが注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)