宮市亮、アーセナル時代の過酷な争いを回想 「正直毎日うつ状態」「劣等感があった」
「ABEMA」のインタビュー内でプレミア時代を回想
J1横浜F・マリノスのFW宮市亮が「ABEMA」の独占インタビューに登場し、欧州クラブ所属当時のエピソードを回想。イングランド1部アーセナルでは、名立たる選手たちの中で「劣等感があった」と明かしている。
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宮市は2011年、中京大学附属中京高校から世界的ビッグクラブのアーセナル加入という当時では異例のキャリアを踏み、英国の就労ビザ発行基準を満たせなかったことからフェイエノールト(オランダ)へ期限付き移籍。欧州ではそのほか、ボルトンやウィガン(ともにイングランド)、トゥウェンテ(オランダ)、ザンクト・パウリ(ドイツ)にも所属した。
2021年シーズンからは横浜FMに所属。高卒からそのまま渡欧した宮市にとっては自身初となるJリーグでのプレーとなり、昨年にはE-1サッカー選手権に出場する日本代表に約10年ぶりに選出された。しかし、その大会で右膝前十字靭帯断裂の大怪我を負い長期離脱。そこから懸命なリハビリを経て、今年5月24日のルヴァンカップで約10か月ぶり(301日ぶり)の公式戦復帰を果たした。
そんな宮市が「ABEMA」の独占インタビューで、プレミアリーグに関して元北朝鮮代表FW鄭大世氏から「昔プレーしていた時と今の違い」について問われると、「移籍金の高騰が半端ない。(選手の)出入りが激しい。めっちゃ(移籍金を)気にしました」と告白。「ぶっちゃけいくらだった?」との質問にも答えている。
「(移籍金は)0です。高校から入ってゼロで。どんどん10億、20億(円)の選手が入ってくる。そこへの劣等感がありました。どうせそっち使うでしょ、って」
鄭大世氏から「そういうの気にするタイプなんだね」と言われると、宮市は「本当にレベルも高かったので、正直毎日うつ状態でした」と、笑顔を見せつつ告白した。
「(2011年に)フェイエノールトから戻ってきて、プレシーズン中に(コートジボワール代表FW)ジェルビーニョが入ってきて、翌年に(元ドイツ代表FWルーカス・)ポドルスキが来たり。みんな億超えプレーヤーですよね。金額的なところはあった。どうせそっち使うでしょみたいな(笑)。勝手に思っちゃってました」
そんな熾烈な争いや幾度となく襲われた怪我を乗り越えて、今の宮市があるのは言うまでもない。
(FOOTBALL ZONE編集部)