大迫ら台頭も懐の深さ示す岡崎 「うまくいかない時のオプションが2トップ」と新布陣に手応え
1トップで途中出場も途中から2トップで浅野のサポート役
日本代表は11日のオマーン戦でFW大迫勇也(ケルン)の2得点などで4-0と快勝した。15日に控えるロシアワールドカップアジア最終予選のサウジアラビア戦を想定した親善試合ということもあり、バヒド・ハリルホジッチ監督はFW久保裕也(ヤング・ボーイズ)らを積極的に起用して多くの新戦力をテストした。
不動の1トップとしてこれまで活躍してきたFW岡崎慎司(レスター)は「オプションとして2トップがあるのも良かった」と分析。戦術バリエーションの広がりを収穫とした。
この日、岡崎は後半15分から2得点を決めた大迫に変わって途中出場した。ワントップとしてピッチに立ったが、同26分に清武弘嗣(セビージャ)に代わって久保が投入されると2トップの一角としてプレー。さらに最終盤にはFW浅野拓磨(シュツットガルト)が最前線に入り、岡崎がトップ下の位置でサポート役に回った。5バックの守備的な戦術を採用したオマーン相手に様々なシステムを試したが、岡崎は新布陣に手応えを掴んだようだ。
2トップを組んだ久保にも好印象を抱いている。「距離をお互いに見合えるので、そういう意味では、抜けることも足元で受けることもできる。ただ、2人とも裏に抜けたいので、それを生かすような動きもしたいと思いました」と振り返っている。相手最終ラインの裏を狙う動きで重なる部分もあるが、ともに1トップと2トップに対応できる万能型。補完し合える関係と自己分析している。