三笘薫の「大型移籍は必然」 “12か月後”動向に英記者見解、実力絶賛「驚くべき存在だ」
プレミア初挑戦ながらインパクトを残した活躍ぶりを高評価
イングランド1部プレミアリーグは今シーズンの全日程を終え、ブライトンの日本代表MF三笘薫は7ゴール5アシスト(33試合出場)の成績でチームの過去最高位となる6位進出へ大きく貢献した。プレミア初挑戦ながらインパクトを残した活躍ぶりを受け英記者は高評価を下すとともに、「12か月後の大型移籍は必然」と見解を示している。
三笘は昨季、ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへレンタル移籍し、公式戦29試合に出場して8得点4アシストと結果を残したなかでブライトンへ帰還。今季はプレミアリーグ初挑戦となったなか、世界最高峰と言われる舞台で堂々たるパフォーマンスを見せ、ブライトンの主力へ上り詰めた。
グレアム・ポッター前監督退任後、ロベルト・デ・ゼルビ監督就任後に定位置を確保した三笘は、切れ味鋭いドリブル突破で度々脅威を発揮。チャンスメイクだけでなく、ゴールやアシストでの貢献も見せ、クラブ史上初となるUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に寄与した。
今季プレミアリーグは先週末に全日程が終了したなか、英紙「デイリー・ミラー」は「プレミアリーグ2022-23アワード」と題し、最優秀監督や最優秀選手などを識者が選出。ミラー紙でサッカーを中心にスポーツ記者を務めるダニエル・マーシュ氏は「ベストブレイクスルーシーズン」に三笘をノミネートしている。
マーシュ氏は「三笘薫は、ベルトコンベアのように絶えることのない逸材を抱えるブライトンにとって驚くべき存在だ。ダイレクトなスタイルは、まさに“スローバック”と呼ぶにふさわしいものだが、それだけではなく、気品も備えている」として、鮮烈な活躍を遂げた実力を高く評価した。
今季の活躍ぶりから三笘への去就報道は絶えず、アーセナルをはじめ英国内のビッグクラブが関心を寄せているとされる。来季もブライトンへ残留する見方もある一方で、マーシュ氏は「12か月後には(モイセス・)カイセドや(アレクシス・)マック・アリスターのように大型移籍が噂されるのは必然のように思える」と、将来的なステップアップ移籍は不可避との見解を示した。
(FOOTBALL ZONE編集部)