「試したいことも試せた。とりあえず良し」 本田、ハリルからダメ出しも自己分析は“及第点”

後半16分にFW浅野と途中交代するまで、本田は密かにあることにトライ

 日本代表MF本田圭佑(ACミラン)は、11日の国際親善試合・オマーン戦に右サイドハーフで先発出場し、後半16分に途中交代となった。ミランでベンチ要員と化している本田は試合勘の欠如から不発に終わり、バヒド・ハリルホジッチ監督から「試合のリズムが足りない」とダメ出しを受けたが、「とりあえず良し」と自己分析では及第点を出している。

「相手も相手ですけど、試したいことも試せたかなと。とりあえず良しとしようかなというくらいの試合です」

 15日に迎える埼玉スタジアムで行われるワールドカップ(W杯)アジア最終予選を前に仮想サウジアラビア戦を終ると、カシマスタジアムのミックスゾーンで本田はこう語った。

 右サイドで先発したが、最大の見せ場はオフサイドのシーンだった。前半19分、MF山口蛍のパスを受けると右足でクロスを送り、FW大迫勇也がヘディングでゴールに見えたが、これは惜しくもオフサイドの判定。前半25分には立て続けにシュートを2本放ったが、いずれもゴールには至らなかった。

 ハリルホジッチ監督は「本田は試合のリズムが足りないのが確認できた。かなりの経験があり、ずっと存在感を出してきた。サウジアラビア戦がこれから控えているが、一番良いパフォーマンスの選手が誰かは、これから確認していかないと」と苦言を呈していた。

 

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