カイセドにアーセナル＆チェルシーが関心　マック・アリスターはリバプール移籍が確実視

　イングランド1部ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督はビッグクラブからの関心が伝えられるアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターとエクアドル代表MFモイセス・カイセドの2選手について今季限りでの退団を示唆した。英紙「メトロ」が報じている。

　ブライトンは今季のプレミアリーグでクラブ史上最高位を更新する6位となり、初めてUEFAヨーロッパリーグ（EL）マック・アリスターとカイセドの2人だった。

　カイセドは冬の移籍市場でアーセナルとチェルシーへの移籍が浮上し、本人も移籍希望を明らかにしていたが、最終的には残留していた。それでも今夏には再びアーセナルとチェルシーが獲得に乗り出すと伝えられている。

　カタール・ワールドカップ（W杯）優勝メンバーのマック・アリスターに関しても、すでに代理人を務める父カルロス氏が今夏の移籍を明言しており、ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールへの加入が確実視されている。

　現地時間5月28日に行われた今季最終節アストン・ビラ戦（1-2）の試合後、デ・ゼルビ監督は「彼らはチーム、コンペティションのレベルを変えるに値する。我々はそれを喜ぶべきだ」とカイセドとマック・アリスターの移籍を示唆するコメントを残している。

「我々はブライトンだ。若い選手の成長を助けることが我々のポリシー。最高の選手たちをここにとどまらせておくことはできない。それがあるべきメンタリティーだ。新しい若い選手たちを見つけなければならない」

　また、デ・ゼルビ監督は英公共放送「BBC」のサッカー番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」のインタビューでもカイセドとマック・アリスターの去就について言及していた。

「アレクシス・マック・アリスターとモイセス・カイセドは素晴らしい人間であり、素晴らしい選手だ。彼らはもう1つ上のレベルでプレーするのに相応しい。我々は新たなビッグプレーヤーを見つけなければならない。彼らと同等のクオリティーの選手を見つけるのはとても難しいことだが、それが我々のポリシーだ。我々はビッグ、ビッグ、ビッグチームではない。これからも成長し、最高の選手たちを売っていく」

　大きな戦力ダウンは免れない2人の移籍だが、指揮官はクラブが発掘してきた選手たち巣立っていくサイクルを回し続けることがブライトンのポリシーであることを強調していた。